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『今日から俺は!!劇場版』昭和の風景が残るロケ地・栃木県足利市に注目

 舞台は千葉のはずなのに、ちょこちょこと映り込む足尾山地。そこはかとなく北関東臭が漂うのは、そこが栃木県だからだ! 2018年に放送された人気ドラマの映画版『今日から俺は!!劇場版』(7月17日公開)。ロケ地はドラマ版に引き続き、ツッパリたちが闊歩していた昭和の風景が残る栃木県足利市を中心に行われた。

三橋貴志(賀来賢人)と伊藤真司(伊藤健太郎)(C)西森博之/小学館(C)2020「今日から俺は!!劇場版」製作委員会

 出演は賀来賢人、伊藤健太郎、清野菜名、橋本環奈。ファンにはすっかりお馴染みのスポットが今回も大活躍し、『今日俺』の世界を完全構築。足利を訪問すれば、金髪の三橋(賀来)&トゲトゲ頭の伊藤(伊藤)に会えるかも!?

「足利市×今日俺」抜群の協力体制に高い評価

 2020年1月、栃木県足利市とTVドラマ『今日から俺は!!』はこの年もっとも人を動かし、町の観光を活性化させた作品と地域に贈られる「第10回ロケーションジャパン大賞」(主催:情報誌『ロケーションジャパン』)の特別賞 支持率部門を受賞した。足利市は2014年(平成26)、映像という視点をまちづくりに活かし、地域活性化につなげる「映像のまち推進課」を設立し、ロケ誘致に力を入れていることで知られている。

 ドラマ版放送中の2018年10月、三橋と伊藤らが通う「軟葉高校」のロケ地となった旧足利西高校では「聖地! 西高学園祭」が開催され、約3200人の来場者を集めた。また、最終回放送直前に2日間各日40人限定で行われたロケ地バスツアーは予約開始20分で完売。遠く鹿児島からの参加者もいたという。さらに、福田雄一監督による足利ロケ地マップも作成するなど、受賞は制作チームと地域の協力が高く評価された結果だ。

三橋と伊藤が妙にハマるロケーション(C)西森博之/小学館(C)2020「今日から俺は!!劇場版」製作委員会

 福田監督は、JR両毛線で足利から1本の栃木県小山市出身。『斉木楠雄のΨ難』(2017)や『銀魂2 掟は破るためにこそある』(2018)でも足利ロケを行い、現地を知り尽くしている人物だ。同賞の授賞式で足利の魅力を次のように語っている。

 「いろいろなところで(『今日俺』の)ロケ地は、足利市だと言ってましたし、役者もだいぶ有名になっていましたので、映画の撮影の時は土日にロケをしても大丈夫かな? と不安だったのですが、実際はギャラリーが全く来てなくて(笑)。いい意味で放置してくれる足利市に助けられました(笑)。映画でも、再びロケ地に足利市を選んだ理由の一つは、いい意味で“そのまま”なところ。足利市にはいい感じで原作の80年代の雰囲気が残っていました」

学園ドラマ撮影のメッカ・旧足利西高校

 というわけで、劇場版も引き続き、足利市を中心に2019年12月1日から2020年1月21日まで撮影を敢行。今回は原作の「北根壊(ほくねい)」編にあたる物語となる。かつて三橋と伊藤が壮絶なバトルを繰り広げた結果、番長不在となってしまった開久高校に、なぜか校舎を焼失してしまった北根壊高校が間借りすることに。これを機会に勢力拡大を狙う北根壊高校の番長・柳鋭次(柳楽優弥)とその相棒・大獄重弘(栄信)の横暴に、三橋たちが立ち向かうという展開だ。

番長・柳鋭次(柳楽優弥)と大獄重弘(栄信)率いる北根壊高校(C)西森博之/小学館(C)2020「今日から俺は!!劇場版」製作委員会

 三橋たちが通う「軟葉高校」のロケ地は、ドラマ版でもお馴染み旧足利西高校(足利市大前町103-11)。2007年に県立足利商業高等学校との統合で廃校になった校舎は、今や学園ドラマの撮影で大人気。岡山天音主演『踊ってミタ』(2020)の撮影で、同校ロケ作品100本目となったという。なんと、伊藤役の伊藤健太郎が出演する『のぼる小寺さん』(公開中)のロケ地もココ! もう伊藤は同校OBを名乗ってもいいのでは? 

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