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ロケ地めぐりに美食! 「山形国際ドキュメンタリー映画祭」を2倍楽しむ方法

『るろ剣』ロケ地は国の重要文化財

 YIDFFのお楽しみは上映だけじゃありません。上映会場が市内の徒歩圏内に程よく点在していて、移動の際におのずと観光や飲食を楽しめちゃう。なにせ山形市は城下町。「山形城跡」のある 「霞城公園」を中心に、職人や商人が住んでいたことがうかがえる蔵が街のあちこちに残っています。 「山形まるごと館 紅の蔵」「七日町御殿堰」など、当時の面影を再現した商業施設も続々誕生。

石積み水路を街中に再現した「七日町御殿堰」には、老舗店舗やフェラーリをデザインした地元出身の工業デザイナー、奥山清行のショップもある(撮影:中山治美)

 明治維新後は初代山形県令・三島通庸の意向で洋風建造物が建てられており、その代表が七日町大通りの突き当たりにどーんと構える国の重要文化財 「文翔館」です。大正5年(1916)に建てられた旧県庁及び旧県会議事堂で、現在は地域の文化活動の場として活用されており見学も可。知事室は、佐藤健主演『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最後編』(ともに2014)で内務省の設定で撮影が行われています。この文翔館あたりの町名が「旅篭町」。古の街の面影を想像しながら町歩きするのも楽しいじゃないですか。

街のシンボル、山形県郷土館「文翔館」。映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』のロケにも使用された(撮影:中山治美)

遥か山の上には『3月のライオン』ロケ地も

 松尾芭蕉が「奥の細道」で詠んだ俳句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」でお馴染み、山寺こと 「宝珠山立石寺」。映画祭ゲスト向けの山寺ツアーは恒例で、地元・山寺中学の生徒たちが授業の一環として英語ガイドを務めてくれます。

2017年の山寺ツアーに参加した海外ゲストたち。御朱印帳も購入(撮影:中山治美)

 遥か山の上に見える立石寺に「ここを登るのか……」と思うと気持ちが萎えそうですが、そこが映画『3月のライオン 後編』(2017)のクライマックスで、桐山零(神木隆之介)と宗谷名人(加瀬亮)が対局した場所だと思えば気合が入るというもの。山頂からのその絶景たるや!

映画『3月のライオン 後編』のロケにも使用された山寺(撮影:中山治美)

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