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『007 スペクター』のホフナー診療所が007テーマパークに?「007 ELEMENTS」ついに公開!

 『007 スペクター』(2015)でマドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)が初登場し、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)を追いかけて来たQ(ベン・ウィショー)が謎すぎる「消化酵素シェイク」を注文したホフナー診療所。それがオーストリア・ソルデン、ガイスラッハコーゲル山の高級レストラン「ice Q」です。あの個性的な建物の脇になんと2018年夏、007をテーマにした“シネマティック・インスタレーション”がオープン!

「ああ、あそこね!」と誰もがわかる特徴的な外観。アルペンスキー・ワールドカップ会場だった健康的なソルデンを、緊張感しかないハードアクションの場に変えた張本人です(撮影:Rudi Wyhlidal)

標高3048メートルの診療所でなにが起こるの?

 頂上にぽつんと佇むホフナー診療所と、雪深い山での猛烈なチェイス。「007 スペクター」のクール&ホットな見所がぎっしり詰め込まれたシーンはすべて、この「ice Q」周辺で撮影されました。診療所の内部はイギリスの「007御用達スタジオ」ことパインウッド・スタジオですが、インパクトありすぎ&スーパークールな「ice Q」の外観は世界に衝撃を与えました。

 「これは知名度アップの大チャンス!」と考えた「ice Q」関係者のみなさんは、作品公開直後からプロジェクトに着手。2017年9月には “シネマティック・インスタレーション”「007 ELEMENTS」の開催をアナウンスし、007ファンの熱い注目と「それってなによ?」な疑問を集めながら2018年7月、ついに正式オープンを迎えました。

“シネマティック・インスタレーション”ってなに?

 2017年のアナウンスでは「オープンまで内容はシークレット」とされた “シネマティック・インスタレーション”。このほど解禁された公式情報によると、「インタラクティブなシステムやモニターを使って007の世界を体験する展示館」だったと判明しました。

展示スペースの面積は約1050平方メートル。雪山の頂上とは思えないクールなデザインが皆様をお出迎えします。007の世界を歩くイメージだとか(撮影:Kristopher Grunert)

 要するに「007ランド」とか「007ミュージアム」的なモノ? だいたい合っている気はしますが、ボンドの着ぐるみはもちろんなく(あってもいいのに)、内観は予想通りのクール&シック。クリエイティブ・ディレクターはダニエル・クレイグ版ボンドの4作に参加したニール・カローだそうです。

展示館からの見晴らしも当然絶景。全身黒尽くめ&サングラスでの来場はマストです。できれば小型飛行機(あとで大破します)も持参すると楽しいはず!(撮影:Kristopher Grunert)

 9つのセクションにわかれた館内では、音楽とライティング、プロジェクターなどで「007の世界に没入する」ことができるそう。形式は展示ですが、映画に近い経験が得られるように配慮されています。登場する作品は「007 スペクター」以外の過去作も含まれ、あらゆる年代のファンが楽しめる内容のようです。ちなみに、これまでの007シリーズで雪が登場した作品は「007 スペクター」で8作目。

ノートPCを抱えて乗り込もう!「あのゴンドラ」もあります

 マドレーヌ嬢のクールな美貌に圧倒されつつも、Qファンなら一瞬たりとて見逃せないこの雪山シーン。ボンドへのお小言や愛猫家告白、「消化酵素シェイク」の注文など、緊張感の中にほっこりテイストをブチ込むQの魅力が炸裂しています。中でもこのゴンドラでノートパソコンを操る緊迫のシーンは「QもやっぱりMI6だった」と思う反面、「QはやっぱりQだ」と思う絶妙な雰囲気でした。

誰にも追われていないのに、あたりを注意しながら乗り込みましょう。スキンヘッド男性とふたりきり乗車の場合はラッキータイムの始まりです!(撮影:Kristopher Grunert)

 「ice Q」と「007 ELEMENTS」へのアクセスはこの“007ゴンドラ”のみ。「007 スペクター」の撮影でもクルーは全員ゴンドラで移動したそうですよ。Qの気分を体験するためにも、ぜひ「ヤングなシールでカスタマイズしたすごいスペック(たぶん)のノートPC」を抱えて乗り込みたいものです。

麓から「ice Q」までは約30分。「タコの模様がついた怪しい指輪」でもじっくりと観察することができます(撮影:Kristopher Grunert)

そして気になるお値段は?

 なにかとやる気満々な「007 ELEMENTS」。現在告知されている開催期間は2018年7月12~2019年5月1日(2018年10月1日~25日は休業)です。気になる入場料は往復ゴンドラ付きで54ユーロ(約6900円)となかなかのお値段。また、麓のスキーリゾート「ホテル・ダス・セントラル」では入場券付の4連泊パッケージも登場しています。ホテルのバーではお約束の「ステアではなくシェイクのウォッカ・マティーニ」を堪能できるそうですよ!

ホフナー診療所はボンドのウォッカ・マティーニをあっさり断りましたが、現在のレストラン「ice Q」にはアルコールの用意があるそうです。ただし、残念ながら「消化酵素シェイク」はやっぱりありません

 日本から行くとかなりの金額ですが、一生に一度の聖地巡礼と思えば安いもの…かもしれませんね。移動が容易な夏の訪問もヨシ、見渡す限り「あのままの世界」が広がる冬の訪問もヨシ。いずれにせよ、007ファン心の満足とSNS映えは確定でしょう。

007 ELEMENTS WEB
開催期間 2018年7月12日~9月30日 9:00~15:30 2018年10月26日~2019年5月1日 9:00~15:30

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