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【映画祭で食べよう】生ハムとグラッパ、ワイン:ウーディネ・ファーイースト映画祭① イタリア

 斎藤工、松田龍平、亀梨和也だけでなく、ジャッキー・チェンやチョン・ウソンも! 毎年、数多くのスターが参加することで日本でも知名度がアップしている ウーディネ・ファーイースト映画祭。2018年はここで『カメラを止めるな!』が海外初上映され、各国で公開される足がかりをつけました。

2018年にウーディネで海外初上映を行なった『カメラを止めるな!』チーム。上映終了時は夜中の2時近かったが場内大熱狂となった(撮影:中山治美)

左/2015年に映画祭プレイベントでコンサートを開催した久石譲に、生涯功労賞が贈られた 右/昨年、生涯功労賞を受け取った香港の名優エリック・ツァン(写真中央)。右は映画祭創設者でプレジデントのサブリナ・バラチェッティ、左はコーディーネーターのトーマス・ベルタッキ(撮影:中山治美)

 2019年4月26日~5月4日に開催される第21回では、米国・ロサンゼルス在住の小西未来監督『カンパイ!日本酒に恋した女たち』(4月27日公開)のインターナショナルプレミア上映が決定しています。

『カンパイ!日本酒に恋した女たち』(4月27日公開)はロス在住のジャーナリストでもある小西未来監督の日本酒ドキュメンタリー第2弾 (c) 2019 KAMPAI! SAKE SISTERS PRODUCTION COMMITTEE

 スロベニアとの国境に近いイタリアの、人口約10万人の街になぜ映画人が惹きつけられるのか。そこには、美味しい食と酒がありました。

サッカーとビールとうまいものの町ウーディネ

 ウーディネはベネチアのサンタ・ルチア駅から約2時間、ミラノ中央駅からは約4時間という、観光で訪れるにはちょっと不便な場所。イタリア人に聞いても、十中八九「それどこ?」とか、「なぜウーディネに行くの?」と聞かれるでしょう。

映画祭のメイン会場テアトロ・ヌオーボ。天気の良い日は芝生で寝っ転がる人たちが続出。参加者のくつろぎの場でもある(撮影:中山治美)

 でもサッカー通ならご存知、元日本代表監督アルベルト・ザッケローニが95年から3年間指揮を執ったセリエAの 「ウディネーゼ・カルチョ」の本拠地であり、イタリアを代表するビールブランド 「モレッティ」が誕生した街でもあります。

イタリアを代表するビール「モレッティ」はウーディネ発祥。現在はオランダ「ハイネケン・インターナショナル」のブランドに(撮影=中山治美)

 さらにウーディネのあるフリウリ=ベネチア・ジュリア州には、最高級生ハムの サン・ダニエーレもあるし、単一品種のぶどう滓によるグラッパを初めて製造した 「ノニーノ社」に、フリウラーノ種のワインも有名。

一言にグラッパといっても多種多様。ノニーノ社はぶどうの品種毎にグラッパがある(撮影:中山治美)

 これだけ美味しい食材が揃っているからでしょうか、イタリア在住の友人いわく、人口の比率からみても飲食店の多い街だそうです。

映画人の胃袋を鷲掴み!

 映画祭側も街の財産を活用して、オープニングとクロージングでは生ハムのサン・ダニエーレやフリウリ地方のワイン、グラッパを大盤振る舞い。

左/映画祭のオープニングで無料配布されるサン・ダニエーレ。太っ腹!(撮影:中山治美) 右/「Floating Free」のタイトルがつけられた2019年のビジュアルイメージ。映画祭そのものが、何物にも規制されない自由な世界であることを表現しているという

クロージングではノニーノ社のグラッパが無料で振舞われる。これまた太っ腹!(撮影:中山治美)

 さらにゲストには連夜の名店ディナーが待っています。

映画祭会場近くのレストランはサン・ダニエーレ店「DOK Dall’ave」の経営。サン・ダニエーレのサラダには、地元フリウリの白ワインがぴったり(撮影:中山治美)

 つまり、ゲストはがっつり胃袋を掴まれてしまうという寸法。この噂が映画業界を駆けめぐり、本映画祭への参加者が増えているわけです。ホントに“食”って大事ですね。

<ウディーネ名物料理の名店を紹介する次回は3月15日公開です!>

ウーディネ・ファーイースト映画祭 Far East Film Festival WEB
東アジア・東南アジアの作品をメインにした映画祭として、1999年に第1回を開催。以後は毎年4月末に開催され、対象国ごとの特集上映を行い。2019年の開催は4月26日~5月4日。

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