食と映画が出会う場所…予告編制作会社の「社食」でヘルシーな食事を召し上がれ!~Café WASUGAZEN

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 最新映画の予告編を見ながら、野菜、玄米、油で揚げないフライなどヘルシーで元気になれる食事を楽しめるカフェ。それが年間300本以上の映画の予告編を制作する「バカ・ザ・バッカ」がプロデュースする「Café WASUGAZEN(カフェ ワスガゼン)」だ。

Café WASUGAZENの外観(提供:Café WASUGAZEN)

リニューアルしたばかりのオシャレな空間

 30人の社員の社食も兼ねているカフェ&ダイニングは2018年4月に新天地でリニューアルオープンしたばかり。金曜名物のカレー・ランチを始め、オードリー・ヘップバーンが愛したチョコレートケーキや巨匠フランシス・コッポラ監督が手がけるワイナリーのカリフォルニアワインも味わえる。

客席と大画面のモニター。常に最新映画の予告編が流れている。(提供:Café WASUGAZEN)

 東京タワーを臨む都営三田線芝公園駅から徒歩約4分。路地を少し入ったところにある、ガラス張りのオシャレな外観。マットブルーを基調にした落ち着いた店内にはテーブル21席とカウンター7席が並ぶ。

 壁に掛かる2つの大型モニターには最新映画の予告編が絶えず流れ、映画館のロビーのように映画のチラシを並べたコーナーもある。食事をしながら、映画の最新情報を手に入れることができるのだ。

食と映画が出会う場を作りたかった

 上映されているのは計90分の予告編約55本。食事を待つ間に眺めるのもいい。「自社で手がけた作品だけではなくて、映画会社さんから提供された作品もあります。メジャー作品からインディーズ作品まで、いろいろですね。こんな映画もあるんだ、と思って、映画館に行っていただければ、うれしいです。食は体を作ってくれるもの。映画は心を豊かにしてくれるもの。それが揃えば、素晴らしい。そんな場を作ってみたかったんです」

カフェのコンセプトを語る池ノ辺直子社長

 こう話すのは、創業31年目を迎えた「バカ・ザ・バッカ」代表取締役社長の池ノ辺直子さん。社名もユニークなら、店名も聞き慣れない言葉。「よく『日本語ですか?』と聞かれますが、日本語です(笑)。『バカ・ザ・バッカ』はバカばっかりで楽しいことをしようよって意味。『WASUGAZEN』は“和すが善”。“善”の響きはごはんの“膳”にも通じる。食事をしながら語り合っていただいて、人生が豊かになったら、ということです」

 WASUGAZEN は2000年12月、当時の同社が入ったビル1階で会員制カフェとしてスタートし、社員やクライアントの憩いの場として長く愛された。転機になったのは2011年3月11日の東日本大震災だった。

「当時、仕事で10日ほどニューヨークやロサンゼルスにいて、日本がどんな状況か知らなかったんです。ニュースを見て、深刻さに驚き、自分に何かできることはないかと考えました。仕事に頑張る社員のみんなが元気になる食べ物を提供することだと思って、帰国後にけんちん汁やビーフストロガノフやカレー、といった温かいものを社員のみんなに振る舞ったんです」

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「サラメシ」でも取り上げられた名物のカレー

 牛すじカレーは社員だけではなく、クライアントにも評判に。料理が得意な池ノ辺さんが社員のためにカレーを作る姿は、サラリーマンのランチを紹介するNHKの人気番組「サラメシ」(2014年5月放送)でも取り上げられた。「思い立ったら、まず行動」が信条の池ノ辺さんは Café WASUGAZEN の完全リニューアルを決意。14年8月、食事もできる本格カフェレストランとして開業させた。

カフェ名物のカレー・ランチ(1,100円)

 ユニークなのは、このカフェが徒歩5分の本社で働く30人の社食を兼ねているということ。混雑する時間帯をすぎた午後1時からが社員のランチタイム。「社員には20代の子も多いんですが、若い子は忙しいと、一食抜いたり、カップ麺で済ましてしまうんです。そんなことをしていたら、20、30年後、体を壊してしまいます。食は大事。いい仕事をしてもらう上でも、美味しいものをいっぱい食べてもらいたいんです」。なんと社員思いの社長さんなのだろう。

 来店した際に頂いたのは、池ノ辺さん直伝の牛すじカレーと週替わりカレーの2種類が楽しめるカレー・ランチ(1,100円)。週替わりは麻婆風カレーだった。じっくり煮込んだ牛すじが溶け込み、まろやかな味。雑穀米との組み合わせもバッチリ。2種を味わえるというのも、お得感あり。

「(金曜日に振る舞われる)海軍カレーではないけれども、カレーを食べると、あ、金曜日だなと思うじゃないですか。“1週間、お仕事お疲れ様でした”という思いを込めました」と池ノ辺さん。

手作りに徹底的にこだわった食材

 サラダはイエロー、ピンク、グリーンのドレッシングで味わうことができる。ビタミンA を含む人参が入ったイエローは、長時間PCを扱う人にオススメ。みょうが、ラディッシュの入ったピンクはリフレッシュ効果が期待できる、とのこと。玉ねぎと、抗酸化作用のあるパセリが入ったグリーンは、老化防止、美肌効果が期待できるそうだ。野菜で出来たドレッシングをたっぷり野菜にかけてどうぞ。

こだわりのドレッシング。なんと着色料を使っていないというから驚き。(撮影:平辻哲也)

 食材は出来合いを使わず、手作り。しかも、ヘルシー、低カロリーにこだわっている。ライスは玄米と雑穀米。コロッケ、フライ、とんかつはノンフライで、油で揚げずにオーブンで焼いたもの。自家製タルタルソースはマヨネーズを使わず、一晩かけて水切りしたヨーグルトを使用。トマトソースもトマト、玉ねぎ、人参をじっくり炒めたもの。ハンバーグは豆腐、キノコに加え、歯ごたえが増すようにナッツなどを加えている。

手作りにこだわったランチメニュー(提供:Café WASUGAZEN)

 ランチは肉と魚を選べ、曜日ごとに違うメニューを用意。そのほか、サラダランチや数量限定の焼きチーズカレーもある。メニューはどれも彩り鮮やかで、インスタ映え必至。“見て楽しむ”、“食べて楽しむ”の豪華2本立て。食べる前に、スマホで写真を撮るお客さんも多いというのも納得だ。

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名女優のケーキと名監督のワインを一緒に楽しめる至福

 映画にちなんだメニューでは、「ヘップバーンの愛したチョコレートケーキ」も。オードリー・ヘップバーンが最愛の息子たちの誕生日や祝いごとの度に作ったというレシピを再現したものだ。程よい甘さのケーキにホイップをつけて、食す。コーヒーは茨城・ひたちなかの名店「サザコーヒー」の豆を使用している。

オードリー・ヘップバーンが愛したレシピをもとに作ったチョコレートケーキ

 カフェはランチタイムがメインだが、木・金曜はディナータイムもあり、アルコールも楽しめる。フランシス・コッポラ・ワイナリーのシャルドネ・カリフォルニア(白)、カベルネ・ソーヴィニヨンカリフォルニア(赤)、ジョーズシャルドネ(白)、オズの魔法使いメルロ(赤)もある。貸し切り可(2時間、フリードリンク100分、10名〜、1人6000円)で、DVDを持ち込めば、上映パーティーといった使い方もできる。

コッポラのワイナリーで製造された特別なワイン(撮影:平辻哲也)

 移転を経て今年4年目を迎えたが、「まだまだですね。飲食業は、映画の予告を見たいから、来店してもらえるような簡単なものではありません。料理で店を知ってもらって、予告編の上映もやっているんだ、と気づいてもらえればいいですね」と池ノ辺さんは明るく話す。

映画の予告チラシを背景に、今後の展望について語る池ノ辺直子社長

 慌ただしいランチタイム。鮮度の高い映画と食事で元気を充電するのはいかが?

Café WASUGAZEN WEB
住所 東京都港区芝2-16-10 芝パークアベニュー1F
電話 (03)3455-8075

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