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【映画祭で食べよう】酪農王国の実力をチーズで堪能! ロッテルダム国際映画祭②

 オランダ第2の都市 ロッテルダムで開催される「ロッテルダム国際映画祭」。第48回を迎える2019年は1月23日~2月3日の開催です。現地のグルメスポットを早速チェックしてみましょう。

 観賞の合間にオランダ名物スープを ロッテルダム国際映画祭①はこちら

オランダ名物、クロケットとフリット

 ロッテルダム国際映画祭の特徴は、会場となる映画館が市内に点在しており、街中の関連アートイベントも満載であること。なので、おのずと市内観光をすることになります。一歩街を歩けば、オランダ名物の自動販売機で売られているクロケットや、ソースやトッピングが選べる揚げたてフリット(フライドポテト)が誘惑してきます。

左/オランダ名物・クロケットの自動販売機 右/オランダ名物フリット。誘惑に負けてケチャップとオニオンのトッピングでいただきました(撮影:中山治美)

 でも、じゃがいもでお腹を満たしている場合じゃありませんよ。2014年に、これまた斬新なアーチ型の建物と花や果物が描かれた鮮やかな天井画が目を惹く、飲食施設も備えた屋内型市場 「マルクトハル」(Markthal)が誕生した影響もあって、オーガニックや産直食材にこだわった料理を提供するオシャレな店が続々誕生しているのです。

左/もはや観光名所の「マルクトハル」。上は住居にもなっている 右/派手な天井に圧巻される内部(撮影:中山治美)

素朴なチーズや野菜料理とビールを味わう

 オススメはランタレン・ヴェスターから橋を渡ってすぐのカーテンドレヒト地区にある 「フェニックス・フード・ファクトリー」(FENIXFOOD FACTORY)。リノベーションした倉庫の中にローカルフード店や雑貨店などが連なり、学園祭に来たかのようなごちゃごちゃ感が楽しい。

「フェニックス・フード・ファクトリー」の手造り感あふれる店内。イベントも開催される(撮影:中山治美)

 プレートを購入すれば、各店舗からその日のオススメ料理を一品ずつ購入することも可能。ですが、筆者は単品で購入。堪能したのは、天然酵母パンがウリで、地元で人気の「ヨーディーズ・ベーカリー」(JORDY’S BAKERY)のアボカドディップ、ツナサラダ付き日替わりプレートと、地元の酪農家が営むチーズ店のチーズセット。そして、併設の醸造所で作られたクラフトビールを販売する「カープス・ブラウウェルス」(KAAPSE BROUWERS)のテイスティング・ビール・セット。

「ヨーディーズ・ベーカリー」の日替わりプレート。メインはパンですから! 右/カープス・ブラウウェルスのお得なテイスティングセット。6種類のビールが楽しめる(撮影:中山治美)

 実に酪農王国オランダらしい、乳製品と野菜中心の素朴なメニューです。だからこそ一層際立つ素材の旨味。中でもチーズ! フレッシュで口の中に広がるチーズ独特のコクが素晴らしく、クラフトビールとの相性もバッチリ。みんなでテーブルを囲めば、映画鑑賞後の会話も弾みそうです。

ずらっと並ぶこの日のビールメニュー。自分の好みの味を伝えてみよう!(撮影:中山治美)

 もう1カ所、映画祭の喧騒から逃れるのにもってこいの場所が 「ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館」(Museum Boijmans Van Beuningen) 内のレストラン。

吊り下げるクロークからして楽しい!ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館(撮影:中山治美)

 目の前に広がる公園を眺めながら、ゆっくりコーヒーを楽しむだけでも贅沢なひと時を過ごせます。ベジタリアンメニューやオーガニック・ビールを取り揃えているところもポイントです。

上/開放的な店内 下/新鮮野菜たっぷりのサンドウィッチ(撮影:中山治美)

外せない!アップルパイとチョコレート

 甘いもの好きには、カフェ&レストラン 「デュドック」(Dudok)の、“ロッテルダムで一番美味しい”と言われるアップルパイは外せません。シナモンが効いたざく切りリンゴが中にたっぷり入っていて、添えられたホイップクリームと一緒に食べるのがここのスタイル。映画祭の常連で特集上映が組まれたこともある『愛の予感』(2007)や『海辺のリア』(2016)の小林政広監督のお気に入りの店でもあります。

左/アップルパイだけじゃなく料理も美味しい 右/ロッテルダムで一番美味しい!と言われるアップルパイ(撮影:中山治美)

 近くに人気のチョコレート店 「デ・ボンテ・クー・ショコラード」(DE BONTE KOE CHOCOLADE)もあります。カフェが併設され、店内で販売しているチョコはもちろん、チョコフォンデュも楽しめるので、チョコ好きには天国のような店です。


上/「デ・ボンテ・クー・ショコラード」の見目麗しきチョコレート 下/カフェ・スペース(撮影:中山治美)

 ところで最近、アムステルダムでは観光客が増え過ぎて、旅行者の数や行動を制限する規制が始まったとか。皆さん、時代はロッテルダムですよ。

ロッテルダム国際映画祭 WEB
1972年にスタートした国際映画祭。毎年1月末から2月上旬にかけて約700本の多様な映画を上映する。若手映画クリエイターの育成を目的に、コンペティション部門(タイガーアワード)や製作助成のシステムを持ち、ワークショップも開催している。これまで、風間志織監督や橋口亮輔監督、古厩智之監督らがタイガーアワードを受賞している。2018年は32万9,000人の観客、国内外から約2,500人の映画関係者(監督、映画プロデューサー、ジャーナリスト)を動員。

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