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『カメラを止めるな!』ロケ地・SKIPシティを探訪~監督が明かした撮影裏話とは

SKIPシティ『カメ止め』ロケ地② 真央が絆創膏を貼っている理由は…

 続いて、日暮監督ののめり込みやすい性格の娘、真央(真魚)が、助監督として参加するVシネの撮影シーン。このロケ地は、彩の国ビジュアルプラザの建物横の大階段。

真央が助監督として携わったVシネはここ大階段で撮影されていた(撮影=Avanti Plus)

 このシーンの真央が頬に絆創膏を貼っているのは、初期段階のシナリオにあった彼女と女優が取っ組み合うという設定に基づいた、真魚さんの自主的な役作りなのだそう。

台詞がキャッチー(撮影:Avanti Plus)

 取材した日の大階段では、ガラスを鏡に見立て、若者がダンスの練習に没頭していた。いろいろな使い方ができそうな、気持ちのいい空間だ。

『カメ止め』ロケ地③ 本物が欲しくてテイクを重ねた!?

 次は、俳優たちが稽古をする屋外のシーン。この木、なんの木、不思議な木とでも歌いだしたくなる、大きな木の下がロケ地だ。ここでは、少しずつ慣れてきたスタッフ、キャストが、撮影直前の不安を口にする。録音マン役の俳優、山越(山﨑俊太郎)が、新米ADの綾奈(合田純奈)に「メールもしたんですけど」と詰め寄るシーンは、映画の冒頭シーンの台詞さながら、かなりのテイク数を重ねたのだそう。

左手奥のこんもりした木の下で撮影は行われた(撮影:Avanti Plus)

 といっても演技が気に入らなかったわけではなく、むしろその逆。テイクを重ねるごとに、新しいパターンを投入してくる山﨑さんの演技が面白くて、何度もやってしまったのだという。さらには「カットをかけずに泳がしてしまいがち」だったと上田監督。

『カメ止め』ロケ地④ 笹原Pの肩を揉んだ上田監督

 最後は、かなりアバウトそうな笹原プロデューサー(竹原芳子)らが番組を見守る、テレビ局会議室のシーン。撮影を行ったのは「映像ミュージアム」の301スタジオ。映画では、マイペースである意味、豪快な笹原プロデューサーも、撮影では多くのエキストラに囲まれ、ガチガチになっていたのだそう。「竹原さんの肩を揉んで緊張をほぐしたのは僕です(笑)」と上田監督。

テレビ局の会議室場面を撮影した301スタジオ(撮影:Avanti Plus)

 ちなみにこの「映像ミュージアム」。素晴らしく遊べる博物館で、展示で映像の歴史や仕組みを学ぶ映像学習ゾーンと、簡単な企画、美術、撮影、照明、編集、アフレコ、CG合成、アナウンサー体験、プロジェクションマッピングなどが体験できる映像制作ゾーンで構成されている。301スタジオでは通常、合成撮影アトラクションやアナウンサー体験を行っている。


上/ミュージアムは「彩の国ビジュアルプラザ」2階に。こちらは俳優とスタッフに分かれて撮影体験ができるスタジオ 下左/合成撮影アトラクション 下右/アナウンサー体験(撮影:Avanti Plus)

 百聞は一見に如かず。子どものみならず、大人も楽しい! ロケ地見学と合わせた来館をお勧めしたい。『カメラを止めるな!』ロケ地は、4階の研修室以外、いつでも自由にご覧いただけるとのこと。

SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ WEB
SKIPシティ映像ミュージアム WEB
住所 埼玉県川口市上青木3-12-63 開館時間 9:30~17:00 月・年末年始休 入場料 大人510円 小中学生250円

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