『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』 特集
ローワン・アトキンソン インタビュー
前作『ビーン』から10年。世界を爆笑の渦に巻き込み、世界一有名なイギリス人になったおじさん、Mr.ビーンが帰ってきた!2作目では舞台をフランスに移し、カンヌ映画祭で世界のセレブを相手に大騒動を巻き起こす。gooでは、公開に先駆けて来日したMr.ビーンことローワン・アトキンソンにインタビューを敢行。10年ぶりにビーンを演じた感想や、本作の見どころを語ってもらった。

― 10年ぶりにビーンを演じていかがでしたか?
ローワン・アトキンソン(以下:ローワン):
非常に楽しかったです。ビーンは、彼自身がとにかく楽しいことをしたいと思ってるキャラクターだから、演じていて楽しいですね。そうあるべきじゃないときでも、彼は楽観主義なんです(笑)。自分がやりたいことはこうだ!と決めたなら、他人が迷惑を被ろうがやってしまう。言い換えれば子供のような性格で、自己中心的なんですね。彼の場合は、まさにそういった部分からコメディが生まれるんです。自分が絶対にやらないようなことをやるキャラクターなので、演じていてすごく楽しいですね。
― 史上初めて、カンヌ映画祭開催中のレッドカーペットで撮影されたそうですね。
ローワン: 実は映画祭開催中のレッドカーペットでの撮影には、私は居合わせなかったんです。私がいたら、何の撮影をしているかすぐ分かってしまいますからね。共演者のマックス・ボルドリー、ウィレム・デフォー、エマ・ドゥ・コーヌは、本物のレッドカーペットを歩きました。周りの映画人たちは、映画の撮影だと気づかなかったんじゃないかな?ウィレムに気づいたとしても、本当の映画祭の招待客だと思われてたんじゃないかと思います。ビーンが出演するシーンは、映画祭の3週間後に自分たちのエキストラを使って撮影し直したんですよ。
ひとつ付け加えておくべきことは、カンヌ映画祭が全面的にサポートしてくれたことです。彼らの許可なしには、とてもこのような撮影はできませんでした。

― ウィレム・デフォーとの共演はいかがでしたか?
ローワン:
彼はすごく意欲をもって取り組んでくれたし、映画をサポートしてくれました。実はMr.ビーンと共演するというのは、俳優にとってとても難しいことなんです。Mr.ビーンは自己中心的で自己完結してしまっているキャラクターですから。たとえば、サビーヌ(エマ・ドゥ・コーヌ)とビーンが車の中にいて、サビーヌが一生懸命話しかけるシーンがありますよね。でもサビーヌの隣にいたとしても、ビーンには自分の世界しかない。役者として相手から返ってくるものがないんです。もちろん、俳優として自己中心的な態度の共演者と仕事するわけではないけど、返ってくるものがないキャラクターと同じ画面上にいて、それぞれのキャラクターを立てようとするのは難しいことなんです。
ウィレムの演じた役の場合は、自分自身のキャラクターを作り上げ、自信を持って演じなければいけないのですが、それを彼は見事にやり遂げていました。彼がMr.ビーンの作品に出演したことは、とても勇敢だったと思いますよ。今までウィレムの演じてきた役とは全く違いますし。今回彼が演じた役は、嫌味な感じもあるけど、どこかチャーミングで良かったと思います。







