
Q.最初に脚本を読んだときはどう思われましたか?
つらいことが続けて起こるので胸が痛かったです。最終的に美嘉は前向きに生きていくけど、「なぜ美嘉は前向きになれるんだろう?」って。
新垣結衣としては前向きになれないまま、もやもやしたまま台本は終わってしまって。ただ脚本を読んでるだけで痛い気持ちが残ってるのに、
これから美嘉を演じてラストシーンで前向きになれないんじゃないかと不安でした。
初顔合わせで本読みをしたとき、口に出して読んだときに気持ちがこらえられなくて、途中で読めなくなるぐらい泣いてしまって。脚本の感想を聞かれて、
正直に「痛いです」って言ったんです。
そしたら今井監督やプロデューサーの方は、「痛いと思うほうが普通だし正常だから、そのままで来てください」と仰ってて。
その言葉で安心して、そのままの気持ちで現場に行きました。
Q.新垣さんから見て、「美嘉」はどんな女の子ですか?
性格的には今時の女の子よりもちょっと控えめ。今時の女の子はどっちかというと友達の亜矢(波瑠)のほうで、その子と比べると美嘉は控えめで積極的ではない感じ。
だけどすごく、周りの人たちから愛されてる。なんでこんなに美嘉は人に想われてるのか分からなくて、
美嘉の周りにいる人たちが一人ひとり愛情を表現する人たちばかりで素敵だな、と思いました。でも出来上がりを見てから気づいたんですけど、
たぶん美嘉もそうだと思うんです。すごく素直に気持ちをぶつけるから、周りの人たちとも想い合っていけるんじゃないかなと思います。
Q.「美嘉」とご自身で似ていると思うところはありますか?
春馬くんや周りの人がイメージした台本での美嘉のイメージと、普段の新垣結衣のテンションが似ているらしくて。
自分では気づかなかったんですけど、言われてみたら、美嘉を演じるときのテンションとか台詞の言い方とかに無理がなくて。
普段の自分よりテンションあげたりクールぶったりすることはなかったです。それはすごいラッキーだったなと思います。
原作者の美嘉さんが嬉しいときに、よく「わーい」と言うらしいんですよ。私もよく言うんです(笑)。原作を読んでいる春馬くんと一緒に取材を受けたときに、
「美嘉さんと新垣さんと、どこが似てると思いますか?」と質問されて、「わーい」というところが似てるって。
どこかしら役と自分がリンクしている部分がいっぱいあったと思います。
Q.三浦春馬さん、小出恵介さんとは現場でどんなお話をされましたか。
うーん、現場では撮影とは関係ない話しかしてないです(笑)。
恵介くんとは一緒に撮影してる時間はそんなに長くなかったんですが、以前に違う番組でお会いしたときに「一緒にお芝居できたら嬉しいね」という話をしてたんです。
面識があったので、共演できてすごくうれしかったし。結構おちゃらけで、現場のムードメーカー的存在でした。
春馬くんは、一緒にいる時間が長かったからだいぶ打ち解けました。特別お芝居の話をしたわけではないんですけど、
つらいシーンをやっているときは春馬くんが隣にいるので同じ思いを共にしてると思います。撮影の合間はふざけた話しかしてないんですけど、すごく助けられてました。