ジョシュ・ハートネット×木村拓哉×イ・ビョンホンという、各国を代表する美しき男たちが競演したサスペンス『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』。人の傷を身代わりとなって癒す青年シタオと、彼を追う元刑事と香港マフィア。それぞれ傷を負った3人の男たちの運命は…?来日したジョシュ・ハートネットが、木村拓哉、イ・ビョンホンとの共演について語ってくれた。

― 木村拓哉、イ・ビョンホンと共演した印象は?
ジョシュ・ハートネット(以下、ジョシュ): ストーリーの設定上、あまり一緒の撮影は無かったけど、2人ともすごく才能あふれる人だね。イ・ビョンホンともキムラともうまく仕事ができたし、仲良くなることができたよ。イ・ビョンホンは香港にずっと滞在していたから、一緒に飲みに行ったりする時間もあったんだ。映画の話や人生の話、次にどういう作品に出るかとか、色々な話をしたよ。キムラはしょっちゅう日本に帰っていたから、残念ながらあまり一緒にいられなかったんだ。
― 国境を越えたプロジェクト。いつもの撮影現場との違いは感じましたか?
ジョシュ: 映画は毎回違う環境だし、違う国で撮影した経験もあるから、なにが普通かがもう分からないぐらいだけど(笑)。この作品でいうと、みんなが違う言語で話すのが一番の違いだね。現場では英語、中国語、韓国語など10ヶ国語が飛び交ってたよ。

― トラン・アン・ユン監督からはどんな演出を受けましたか。
ジョシュ: 監督は経験豊かな監督であると同時に、脚本になかった新しいアイディアを現場で生み出す人。自分のビジョンをはっきり持っているし、それをより良くしよう、どんどん上を目指そうと試行錯誤を繰り返す人なんだ。監督の要求に対して、僕はオープンでいなくてはいけないし、そのアイデアを上手く自分の役に取り入れていかなくてはいけない。おかげで僕も自分が演じる役に対して様々なアプローチを試すことができた。つまり自分の最初の解釈とは違っていても、監督と一緒に役を作り出す努力が必要だということなんだ。僕にとっては新しいやり方だったし、監督からは多くのことを学ぶことができたよ。

― フィリピン、香港ロケの思い出は?
ジョシュ:
ロケはすべて思い出深いね。アジアで行ったことがあったのは東京とシンガポールだけで、フィリピンも香港も初めてだった。僕にとってはすべてが新しい体験だったよ。特にフィリピンのミンダナオ島は、あまり白人が来たことがないような場所で、島民たちにものすごく珍しがられたんだ。ときには何千人という人たちがロケを見に来たよ。映画の中では誰もいない場所という設定だから、撮影のときには人払いにかなり苦労したんだ(笑)。







