『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』田中麗奈 単独インタビュー

2007年夏、興行収入23億円の大ヒットを記録した『ゲゲゲの鬼太郎』がパワーアップして帰ってきた!鬼太郎役のウエンツ瑛士をはじめ、大泉洋、間寛平、室井滋ら、超豪華メンバーが再結集。今回は人間と妖怪の悲恋を軸に、原作のダークな側面を強調した作品に仕上がっている。前作に引き続き、猫娘を演じる田中麗奈に、鬼太郎シリーズの魅力を語ってもらった。


『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』田中麗奈 単独インタビュー
― 鬼太郎ファミリーが再結集しましたが、現場の雰囲気はいかがでしたか?

田中麗奈(以下:田中):  変な安心感があるというか、馴染みがあるというか。皆さんとは前回の1作だけご一緒だったんですけど、妖怪たちが昔から何百年も一緒にいるという設定だからなのか、あんな格好だからなのか、みんなといるとなんか落ち着いちゃうんですよね(笑)。だから、わりと「わー、ひさしぶり!」とか、テンション上がることなく、普通に話しちゃうんです。お芝居のこと、この作品のこと、健康のこと、音楽のこととか。一緒にいると落ち着いちゃうんですよ。とっても居心地がよかったです。

― 前作と比べると猫娘は衣装も変わり、より弾けたキャラクターになっていますね。

田中:  今回はチャンスがあれば猫っぽいしぐさを入れたり、妖怪のキャラをより強く出した感じですね。あとは、大泉洋さん(ねずみ男役)とのシーンが多かったので、大泉さんとお話しながらアドリブを入れて、楽しみながら豊かになるように考えて演じました。竹切り狸の前でダンスするシーンは、1週間前に一度と、当日の2日ぐらい練習しました。「猟奇的な彼女」の撮影もしていたので、練習はあまり時間がとれなかったんですが。

『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』田中麗奈 単独インタビュー
― 40年以上、日本人に愛され続ける鬼太郎の魅力はどんなところだと思いますか?

田中:  怖い妖怪も出てくるんですけど、鬼太郎やねずみ男たち主要メンバーが人間を助ける正義の味方で、愛すべきキャラクターということ。それに、妖怪の世界ってこうなんだって、こっちが教えてもらえるような世界観がばっちりできあがってて、そこにすごくワクワクさせられるんじゃないでしょうかね。普通だと思いつかないことが沢山出てきますよね。ちゃんちゃんこが飛んだり、下駄が武器になったり、目玉のおやじとか。一言では語りつくせない、好奇心をそそるところですね。

― 妖怪や幽霊など、不思議なものの存在は信じるほうですか?

田中:  わりと信じるというか、肯定しているほうですね。死後の世界ってあるんだろうなと思うので。天国とか地獄も信じてたりするし、自然な場所にいったら、自然の力やそこを守る神様とかいるんだろうなって。お寺とかいくと、目には見えないけれど、ちゃんと神様が私たちのことを見ているんだろうな、町を守ってるんだろうなって思います。

『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』田中麗奈 単独インタビュー
― アジア映画への出演など、幅広く活躍されていますが、出演作を選ぶ基準はどういった点でしょうか。

田中:  作品と出会えたことに対して応えたいと思うので、あまりお断りはしていないんです。アジア映画については、中国の映画がとても好きなんです。中国の俳優さん、女優さんにも影響されたところもありましたし、映像美がすばらしいし、興味をそそられるところがあって。これから先、香港や台湾の映画にも出演できたら、それは最高にうれしいなと思ってます。英語も勉強していますし、ハリウッド映画もすごく憧れがありますね。ハリウッドならではの経験もできると思うので。正直、呼ばれたらどこでも行きます(笑)。

― 「猟奇的な彼女」で初めて本格的なドラマ出演をされたそうですが、ドラマと映画の違いはお感じになりましたか?

田中:  それはいっぱいありますよ。まず、撮る量が違いますしね。映画だと1本の作品を2ヶ月かけて撮りますけど、ドラマは1時間のものを11本、3ヶ月かけて撮るのでスケジュールが違うし、その分、映画よりも密度の濃い時間が過ごせました。役に没頭してお芝居のことを考える時間も長いし、次から次へと台詞も出てくる。ドラマという3ヶ月の短い時間の中で、いろんな役者さんと共にお芝居ができましたし。
 撮り方も、基本、ドラマは長回しで、ワンシーン、ワンカットでカメラを5台つけるところは、すごいと思いました。ドラマは基本的には長まわしで、カット割りをしながら早く撮っていく。そういう経験は初めてでしたね。

『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』田中麗奈 単独インタビュー
― 2008年はデビュー10周年。10年間を振り返ってみると、いかがでしたか。

田中:  いろんなことに試行錯誤したり、チャレンジしてきたんじゃないかな、と思います。鬼太郎シリーズで妖怪を演じてダンスも踊ったし(笑)、台湾に行ってキョンシーと旅もしましたし。中国のドラマにも出演させていただきましたね。『山桜』で、藤沢周平さんの作品に出させていただいたこと…時代劇は初めてだったんですが、すごく好きだなと思えました。『魍魎の匣』で堤真一さんとご一緒したことも、自分にとって大きなことでした。これまでの経験すべて、体験すべてが自分を作ってもらえてるような気がしますね。

― この作品を楽しみにしている皆さんにメッセージを。

田中:  ものすごい迫力なんで、映画館でぜひ体験してもらいたいですね。少し怖いんですけど、それも夏にぴったりなんじゃないかな、と思います。笑いももちろん入ってて、楽しめると思いますので、ぜひご覧になってください。


劇中では、なかなか鬼太郎に好きと言えない猫娘の恋も気になるところ。自身の恋愛観と重なるかという質問には、「私も言えないタイプですね(笑)。そこは重なるかな」と、照れながら答えてくれた。ちなみに、お気に入りの妖怪は、次長課長の河本準一が演じた「琵琶牧々(びわぼくぼく)」なのだそう。この妖怪がどんなシーンで登場するのかは、劇場でのお楽しみに!

撮影:コスガデスガ

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌
雨のそぼ降る丑三つ時に“かごめ歌”を聞いた若い女性が失踪、現場には必ず“銀の鱗”が残されているという怪事件が続発していた。その事件に巻き込まれた女子高生・楓と共に、謎の解明に乗り出した鬼太郎たちは、その原因が千年の時を経て蘇った悪霊の仕業であることを知る。悪霊の呪いを封印するために必要な古の“楽器”を求め、古地図に記された「天」「地」「海」の場所へ旅立つ一行。だが、この事件の裏側には、かつて許されざる境を越え、無残にも引き裂かれてしまった妖怪と人間の悲しい恋物語があった…。
[ 2008年7月12日(土) 全国ロードショー ]

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