天使と悪魔 [2009年5月15日公開]
宗教に浸かった犯人がもたらす謎
- 2011/06/12 06:34
1668年、イルミナティという科学者のグループが教会(バチカン)に弾圧された。そしてそのグループが、300年以上たってから現代になって急にバチカンに復讐を開始する。しかも科学的ではなくすごく宗教的な方法で。
ものすごく違和感のある始まりである。今まで何も活動してなかったイルミナティが、なんで今更そんな大昔のことを持ち出して、急にバチカンに報復をやる気になったのか。それに土・空気・火・水という「科学の祭壇」を使って焼印を教皇候補にいれて殺すとか、科学者のやり方というよりも相当に宗教を意識した殺し方をする。ある意味で最初からわかりやすい展開である。これはイルミナティという「科学の」秘密結社が起こした事件と断定するには、あまりに怪しすぎるなということがである。
その後の謎解きは簡単に次々に進んでいく。犯罪がそのように宗教的な物語に沿っていくという特徴があるからである。宗教の物語の謎解きが映画の主題になっている以上、犯罪が宗教から外れることがない。本物の犯罪というよりも、すでに物語が出来ている宗教のロールプレイングゲームを一つ一つ段階を踏んでやっていくというような感じである。そのあたりは犯罪の謎うんぬんというよりも、手口から宗教にどっぷりと浸かっているという犯人のプロファイルがわかりやすく、なんとなく最初から話の不自然さや怪しい人物がわかってしまうのも欠点である。
その意味ではご都合主義な物語なのだが、そこに突っ込みを入れなければそれなりに見れる。犯人がこれだけのことをした真の目的も面白い。
日本人に馴染みのないカトリックの世界を、奇麗事だけでなく闇の部分も含めてわかりやすく描いているのもいい。未だに科学よりも宗教の教義を信じる人が外国には多いし、宗教も絶大な力を維持している。この映画では宗教を直接非難するのではなく、間違いをしっかりと指摘したという意味で中立的であり評価できる。
ものすごく違和感のある始まりである。今まで何も活動してなかったイルミナティが、なんで今更そんな大昔のことを持ち出して、急にバチカンに報復をやる気になったのか。それに土・空気・火・水という「科学の祭壇」を使って焼印を教皇候補にいれて殺すとか、科学者のやり方というよりも相当に宗教を意識した殺し方をする。ある意味で最初からわかりやすい展開である。これはイルミナティという「科学の」秘密結社が起こした事件と断定するには、あまりに怪しすぎるなということがである。
その後の謎解きは簡単に次々に進んでいく。犯罪がそのように宗教的な物語に沿っていくという特徴があるからである。宗教の物語の謎解きが映画の主題になっている以上、犯罪が宗教から外れることがない。本物の犯罪というよりも、すでに物語が出来ている宗教のロールプレイングゲームを一つ一つ段階を踏んでやっていくというような感じである。そのあたりは犯罪の謎うんぬんというよりも、手口から宗教にどっぷりと浸かっているという犯人のプロファイルがわかりやすく、なんとなく最初から話の不自然さや怪しい人物がわかってしまうのも欠点である。
その意味ではご都合主義な物語なのだが、そこに突っ込みを入れなければそれなりに見れる。犯人がこれだけのことをした真の目的も面白い。
日本人に馴染みのないカトリックの世界を、奇麗事だけでなく闇の部分も含めてわかりやすく描いているのもいい。未だに科学よりも宗教の教義を信じる人が外国には多いし、宗教も絶大な力を維持している。この映画では宗教を直接非難するのではなく、間違いをしっかりと指摘したという意味で中立的であり評価できる。
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