ヘアスプレー [2007年10月20日公開]
出会えてよかったと思える映画。(DVD、サウンドトラック購入)
劇場で初めてこの映画を見たとき、予想をはるかに上回る素晴らしさに圧倒されました。
最大の魅力は何と言っても映画を彩る音楽の数々。
オープニングでトレーシー(ニッキー・ブロンスキー)が歌う「グッド・モーニング・ボルチモア」は、トレーシーの持つ天真爛漫さや映画の雰囲気が伝わってきます。
中盤、シーウィード(イライジャ・ケリー)の歌う「ラン・アンド・テル・ザット」やメイベル(クイーン・ラティファ)が歌う「ビッグ・ブロンド・アンド・ビューティフル」では黒人の魅力が歌い上げられています。
白人の若者たちのなかで頭角を現しているリンク(ザック・エフロン)のダンスも黒人のリズムの前では霞んでしまうほど。
物差しでは測れない、溢れんばかりの黒人のパワーが歌の随所で感じられます。
特に印象に残ったのはメイベルがデモ行進の場面で歌う「アイ・ノウ・ホエア・アイヴ・ビーン」。
この映画のテーマの一つである人種差別と戦う姿勢、差別の無い社会を求める彼らの魂の叫びに心打たれます。
差別に苦しむ人のみならず、明日に向かう全ての人の力になる曲です。
文句なしに名曲です。
さらに素晴らしいのは、これらの歌には「また似たような歌が出てきたな」と思わせるような「癖」が感じられないこと。
当時の名曲から映画に使えそうな曲を集めたのかと思うほど。
この映画の作曲を務めたマーク・シェイマンは本当に優れた作曲家だと思いました。
終盤になるにつれ展開が早くなってきますが、それによって砂の像が崩れるように人種差別がなくなる様子が感じられます。
ただ、以前から票を積み重ねていたトレーシーらを追い抜いていきなりアイネス(テイラー・パークス)がコンテストに優勝したことや、アンバー(ブリタニー・スノウ)が黒人の青年に惹かれるような描写まであるのはドラマがありすぎる気もします。
このあたりは賛否が分かれる部分かもしれません。
ラストはアンサンブル「ユー・キャント・ストップ・ザ・ビート」で明るく希望に満ちた締めくくり。
メイベル役のクイーン・ラティファは本当に華がある女性です。
他を圧倒する天性の輝きを感じます。
ミュージカル映画や人のコンプレックスを刺激しかねない登場人物に拒絶反応を示す方もいるかもしれませんが、大多数の人は気にならないと思います。
むしろ登場人物たちが自らのコンプレックスを吹き飛ばす様子を楽しめるのではないでしょうか。
人種差別というシリアスな問題がテーマの一つですが、音楽や物語のテンポの良さによって肩の力を抜いて見られる映画になっています。
このような映画に出会えるのは素直にうれしいです。
DVDには、一部の曲のダンスの振り付け解説や本編の音声解説などがあります。本編の中には1988年版の映画「ヘアスプレー」の監督や役者が顔を出しているので、音声解説でそれらのタネ明かしも楽しめます。
サウンドトラックには、本編で登場した曲や本編でわずかしか登場しなかった曲「イット・テイクス・トゥー」のフルヴァージョンなどが収録されています。
どちらもおすすめです。
最大の魅力は何と言っても映画を彩る音楽の数々。
オープニングでトレーシー(ニッキー・ブロンスキー)が歌う「グッド・モーニング・ボルチモア」は、トレーシーの持つ天真爛漫さや映画の雰囲気が伝わってきます。
中盤、シーウィード(イライジャ・ケリー)の歌う「ラン・アンド・テル・ザット」やメイベル(クイーン・ラティファ)が歌う「ビッグ・ブロンド・アンド・ビューティフル」では黒人の魅力が歌い上げられています。
白人の若者たちのなかで頭角を現しているリンク(ザック・エフロン)のダンスも黒人のリズムの前では霞んでしまうほど。
物差しでは測れない、溢れんばかりの黒人のパワーが歌の随所で感じられます。
特に印象に残ったのはメイベルがデモ行進の場面で歌う「アイ・ノウ・ホエア・アイヴ・ビーン」。
この映画のテーマの一つである人種差別と戦う姿勢、差別の無い社会を求める彼らの魂の叫びに心打たれます。
差別に苦しむ人のみならず、明日に向かう全ての人の力になる曲です。
文句なしに名曲です。
さらに素晴らしいのは、これらの歌には「また似たような歌が出てきたな」と思わせるような「癖」が感じられないこと。
当時の名曲から映画に使えそうな曲を集めたのかと思うほど。
この映画の作曲を務めたマーク・シェイマンは本当に優れた作曲家だと思いました。
終盤になるにつれ展開が早くなってきますが、それによって砂の像が崩れるように人種差別がなくなる様子が感じられます。
ただ、以前から票を積み重ねていたトレーシーらを追い抜いていきなりアイネス(テイラー・パークス)がコンテストに優勝したことや、アンバー(ブリタニー・スノウ)が黒人の青年に惹かれるような描写まであるのはドラマがありすぎる気もします。
このあたりは賛否が分かれる部分かもしれません。
ラストはアンサンブル「ユー・キャント・ストップ・ザ・ビート」で明るく希望に満ちた締めくくり。
メイベル役のクイーン・ラティファは本当に華がある女性です。
他を圧倒する天性の輝きを感じます。
ミュージカル映画や人のコンプレックスを刺激しかねない登場人物に拒絶反応を示す方もいるかもしれませんが、大多数の人は気にならないと思います。
むしろ登場人物たちが自らのコンプレックスを吹き飛ばす様子を楽しめるのではないでしょうか。
人種差別というシリアスな問題がテーマの一つですが、音楽や物語のテンポの良さによって肩の力を抜いて見られる映画になっています。
このような映画に出会えるのは素直にうれしいです。
DVDには、一部の曲のダンスの振り付け解説や本編の音声解説などがあります。本編の中には1988年版の映画「ヘアスプレー」の監督や役者が顔を出しているので、音声解説でそれらのタネ明かしも楽しめます。
サウンドトラックには、本編で登場した曲や本編でわずかしか登場しなかった曲「イット・テイクス・トゥー」のフルヴァージョンなどが収録されています。
どちらもおすすめです。
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