東京物語
小津作品の代表作
日本を代表する監督の一人・小津安二郎の代表作。家族の崩壊をテーマに撮り続けた監督だが、終戦8年目の時代を見事に映し出したこの作品は何度観ても飽きさせない。
尾道から20年振りに上京した老夫婦(笠智衆・東山千栄子)は医者の長男(山村聡)や美容院を経営している長女(杉村春子)の家を訪ね歓待されるが、何かが違うのを心の奥に感じる。夫々自分の家庭の事情が優先されてしまうからだ。
結局、夫は旧友(十朱久雄・東野栄治郎)との再会、妻は次男の未亡人紀子(原節子)の優しい心遣いが最も嬉しいことだった。
核家族への社会変革が急速に起きるこの時代を象徴する出来事が、独特のロー・アングルとゆっくりしたテンポでドキュメントのように写し出されて行く。
老夫婦が「自分達はまあ幸せだ」という台詞が心に染入る。
尾道で残された笠智衆と原節子の会話が、人間の深層心理まで映像化したような気分にさせられた。
当時48歳だった笠智衆の見事な老け振り、原節子の輝くような美しさが際立っているが、杉村春子を始め達者な新劇俳優たちがこの映画を支えている。
尾道から20年振りに上京した老夫婦(笠智衆・東山千栄子)は医者の長男(山村聡)や美容院を経営している長女(杉村春子)の家を訪ね歓待されるが、何かが違うのを心の奥に感じる。夫々自分の家庭の事情が優先されてしまうからだ。
結局、夫は旧友(十朱久雄・東野栄治郎)との再会、妻は次男の未亡人紀子(原節子)の優しい心遣いが最も嬉しいことだった。
核家族への社会変革が急速に起きるこの時代を象徴する出来事が、独特のロー・アングルとゆっくりしたテンポでドキュメントのように写し出されて行く。
老夫婦が「自分達はまあ幸せだ」という台詞が心に染入る。
尾道で残された笠智衆と原節子の会話が、人間の深層心理まで映像化したような気分にさせられた。
当時48歳だった笠智衆の見事な老け振り、原節子の輝くような美しさが際立っているが、杉村春子を始め達者な新劇俳優たちがこの映画を支えている。
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