泥の河
「遊びに来たんかあ、遊びにきたんやろー」
大島渚の『少年』とともに、この映画は、今だに私の心の奥深くに沈んで消えることのない少年時代の「痛み」の存在を思い起こさせる作品です。
私の育った東京下町には、すぐそばに木場まで続いているどぶ川があって、夏ともなるとメタンガスと汚臭が充満し、そばを通るだけで息も出来ぬほど臭かったものです。
とある夏の夜、友達と近くの稲荷神社の縁日に行った時のこと。
この映画と同様、案の定お金を落とし、楽しみにしていた水飴を食べられなかった(食べさせてあげられなかった)経験が、この映画の二人の少年の心情に重なり、あまりの切なさに、観るたびに死にたくなります。
縁日の帰り、きっちゃんが主人公・喜一の気を引こうとして、ランプの油でカニに火をつけて放す。それが元で、知られたくない光景を主人公に見つけられてしまう。
この時、きみとぼくとの間にあったかけがえのない何かも、一緒に燃えて無くなってしまったんだよなあ。
私の育った東京下町には、すぐそばに木場まで続いているどぶ川があって、夏ともなるとメタンガスと汚臭が充満し、そばを通るだけで息も出来ぬほど臭かったものです。
とある夏の夜、友達と近くの稲荷神社の縁日に行った時のこと。
この映画と同様、案の定お金を落とし、楽しみにしていた水飴を食べられなかった(食べさせてあげられなかった)経験が、この映画の二人の少年の心情に重なり、あまりの切なさに、観るたびに死にたくなります。
縁日の帰り、きっちゃんが主人公・喜一の気を引こうとして、ランプの油でカニに火をつけて放す。それが元で、知られたくない光景を主人公に見つけられてしまう。
この時、きみとぼくとの間にあったかけがえのない何かも、一緒に燃えて無くなってしまったんだよなあ。
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