偽れる盛装
靜乃家の君蝶は祇園界隈で凄腕をもってならした芸者だった。その妹妙子は、姉とおよそ反対に、京都市の観光課の事務員をしている地味な娘だった。二人の母きくは、その昔祇園で一流をうたわれた芸者だったが、染色会社の社長渡辺に囲われ、二人の娘を生んでからは、旦那大事と生きて来て、旦那が窮地に陥ったとき長女をその犠牲にして芸者に出し、旦那の死後、その息子が金の無心を言いに来ると、自分たちの住んでいる家を抵当にしてもその金を工面するというような、古風で義理固い女だった。その母に強く反発をして、姉の君蝶は、いっそう腕によりをかけ、美術商の笠間を絞れるだけ絞り、次には、速神丸本舗の一番々頭の山下を虜にしていた。
>>『偽れる盛装』あらすじ・解説
作品情報 - 偽れる盛装
| ジャンル | ドラマ |
|---|---|
| 製作年 | 1951年 |
| 製作国 | 日本 |
| 配給 | 大映 |
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